皮膚と心 2017年3月31日 atsuko 私は、どんな病気でも、おそれませぬが、皮膚病だけは、とても、とても、いけないのです。 どのような苦労をしても、どのような貧乏をしても、皮膚病にだけは、… [ 詳細を見る ]
耳なし芳一のはなし 2017年3月31日 atsuko 「芳一!」と太い声が呼んだ。しかし、盲人は息を殺して、じっとしていた。 「芳一!」とまたもや不気味に声が呼んだ。それから三度目の声が―荒々しく。 「芳… [ 詳細を見る ]
片腕 2017年3月31日 atsuko 「片腕を一晩お貸ししてもいいわ。」と娘は言つた。 そして右腕を肩からはづすと、それを左手に持つて私の膝においた。 「ありがたう。」と私は膝を見た。娘の… [ 詳細を見る ]